某テレビ番組で、スタジオジブリの面々がジブリの裏やら表やらを語っていました。普通に見たら「やっぱりジブリってすごいなぁ」と感じることでしょう。しかし、僕はちょっと違った感想を持ちました。

それは、「スタジオジブリ大丈夫か?今後衰退していくのではないか?」です。
その理由は以下の通りです。

1.企画書も予算書もない企画を組織で行うには長期的には無理があること
  ジブリには企画書や予算書がないという話がされていました。
  出演者は「え!?すごいですね〜!」という反応。
  確かに「紙に一行書いただけ」や「一枚の絵のみ」を企画として
  そこからイメージをふくらませる芸術的センスは素晴らしいです。
  しかしちょっと考えてみましょう。様々な人々が関わる製作現場で
  それがいつまでも続くでしょうか?

  一人が何役もこなして全員が高い能力を持っている組織の黎明期であれば
  それでうまく行くかもしれません。しかし現在は有名になった作品から20有余年。
  組織としては成熟期を迎えて、様々な人材が入り乱れているはずです。
  企画に対し賛同する人もいれば、異を唱える人も当然いるでしょう。

  そんな中で、「こんな感じでよろしく」的な企画が通るでしょうか?
  ちょっと考えにくいと僕は考えます。
  芸術の世界なので、生産現場でいいう職人技がモノを言うのは勿論
  だと思います。しかし、上記のようなスタンスで職人技や芸術センスが
  確実に伝承し新しいものが生み出されるとは正直考えづらいと思います。

2.古参がいつまでも前面に出てきており後継者育成ができているか疑問なこと
  番組に出ていたのは、鈴木敏夫さん、宮崎吾朗さんともう一人。
  鈴木さんは宮崎駿、高畑勲と並んでスタジオジブリ黎明期のメンバー。
  そして、気難しい宮崎・高畑両氏の仲介役的存在。
  
  出演者の話から出てくるのは、宮崎駿、高畑勲の凄さや、それを反映した
  数々の作品の特徴など。さすが「ジブリアニメ」というより「宮崎アニメ」
  と言われるだけあって、黎明期のメンバーの武勇伝は聴き応えがありました。

  しかし、僕が感じたのは「古参メンバーの話、古い作品の話題しか出てこない」
  です。カリオストロの城、ナウシカ、トトロ・・・いずれも20年以上前の作品。

  近年の作品とその作品の指揮を取った人の話はないの?と思いませんか?

  ゲド戦記は注目されましたよね。
  僕は「宮崎駿さんの息子さんが監督だから注目された」という見方でしたけど。

  最近最も注目され、人気もとても高い「千と千尋の神隠し」や「崖の上のポニョ」
  は、
  ・原作・脚本・監督:宮崎駿
  です。大御所による渾身の一作です。まぁ、注目されて当然ですね。
  (情報元はWikipediaですが・・・)

  消費者の嗜好多様化でアニメ映画の注目度が下がり、それで近年の作品や
  監督に注目されていないだけ、という見方もできるとは思います。
  しかし、そうすると「千と千尋〜」の人気の高さの説明が難しくなります。

  ジブリ特集になると出てくるのは、古参メンバーの武勇伝と彼らが関わった
  (主に古い)作品。DNAを受け継いだ若い後継者の関わった作品は出てこない。
  古参メンバーが、自分たちの想いやノウハウをちゃんと後継者である
  若いメンバーに浸透させているか疑問です。
  今は過去の遺産で稼げるでしょうが、古参も高齢者。あと5年後、10年後は
  どうなっているかわからないと思います。

誤解をしないで欲しいのですが、僕は宮崎アニメが大好きです。風の谷のナウシカにいたっては、原作まで全巻読んでます。だからこそ、その魂を脈々と受け継いで欲しいという思いがあります。

また、本エントリはテレビを見ていて考えついたことを書いているだけであり、特になにか根拠があるわけではありません。もしかしたら編集の関係で、最近の作品についての話がカットされただけかもしれません。ですから、ただの一意見と思って読んでいただければ幸いです(論理構成や読みやすさもいまいちですが・・・)。
「見せかけの勤勉」の正体
「見せかけの勤勉」の正体太田 肇

PHP研究所 2010-05-18
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2次試験も終わり、ちょっとゆっくり・・・と思いましたが、早い時間に出社する習慣は体に染み付いてしまっているので、ひとまず読書を始めました。

で、まずAmazonですぐに購入したのが、知人から薦められた本書。

序文で、我々日本人が「いかに働いているつもりになっていて成果を出していないか」、そして本論で、何故そのようになってしまったのかについて述べられています。そして結論として、見せかけの勤勉から脱出するためにどうすればよいか、が述べられています。

本書のターゲットは、社会人だけでなく学生まで幅広いとは思いますが、主に企業(特に大企業)の管理職層の方々以上には是非読んでもらいたいです。現場が「成果の出せない環境で一生懸命身をすり減らさざるを得ない状況」を作り出しているのは、管理職層だからです。そしてその状況をより変えていきやすいのも管理職層だからです。

さらに広く言うと、部下を持つ人や後輩の指導に当たる立場にある人も本書のターゲット層と言えるでしょう。

部下を持たない人にはあまり効果がないかというと、決してそうではありません。
「成果が出せない環境をいかに変えていくか、どうやって見せかけの勤勉さから脱出するか」について考え、自分自身の行動の確認と変更を行うことで、自分自身の成長を促すことができます。見せかけの勤勉から、自らの力で脱出することができます。

本書を読むにあたって注意すべき点があります。それは下記2点です。

(1)描かれている事実を受け止め「自分にも思い当たるフシがある」前提で読むこと。
   本書の論調なのですが、若干批判的なかかれ方をしています。
   ですので、「俺は違う」とか「あぁ、あの人のことか」という他人行儀な
   解釈に偏る可能性があります。
   見せかけの勤勉は、程度の差こそあれ、我々全員が陥っていると考えて
   読んだほうが、自分ごとと捉えて改善しやすくなります。

(2)今日から改善できることを考える
   この手の書籍全般にいえますが、「あーあるある」「こういう人困るよね」
   という感想だけが先行する可能性があります。
   そうではなく、「どうやったら見せかけの勤勉に陥らないか」を考え、
   その方法を今日・明日から実践してみましょう。

本書読了後、僕は早速エンパワーメント(本書ではそのような表現ではないですが)を意識した発言、行動を行うようにしています。まだまだできていない点もありますが、少しずつ上達していきたいと思います。
スライム

2次試験も終わり、崩れていた体調もようやく回復してきた本日、
六本木ヒルズで行われているドラゴンクエスト展に行ってまいりました。

ドラクエⅠが発売されたのが1986年。今年でもう25年になるんですね。僕はこの作品の、特に勇者ロト伝説の世界観が大好きで、昔の作品がリメイクされるたびに買ってやりこんでいました。Ⅵ以降は実はあまり記憶に残っていないのですが、全作品(現在Ⅸを借りてやり込み中)ちゃんとプレイした、れっきとしたドラクエファンです。

イベント内容は、展示してあるものをずっと見ていくだけかと思っていたのですが、ところどころに人気モンスターの撮影スポットがあったり(館内は通常撮影禁止)、イベント(詳細後述)があったりと、ドラクエを知っている人なら絶対に楽しめる内容になっています。

中でも、ドラクエを企画した時代背景とか、企画書や設計書の資料(手書き)とかの展示は、僕らのような社会人目線で見るととても勉強になるものでした。しかし、ドラクエ1が半年で企画から開発まで終わったっていうのに驚いた・・・。そしてその8ヶ月後にあの壮大なストーリーのドラクエⅡを発売したってのに更に驚いた・・・。

他にも、堀井雄二さんが書いたキャラクターデザインのラフスケッチ(正直半端なくヘタで笑える)から書き起こした鳥山明さんのキャラクター原画の展示や、社会現象を巻き起こしたドラクエⅢ発売時の新聞記事や、グッズ販売などなど、楽しめるポイント満載でした。

ちなみにイベントというのは、入場者の中から各職業(入場の際に職業を決める)1名ずつ選ばれ、各職業にふさわしい武器を渡されて、それをブンブン振り回して竜王を倒す、というモノ。これ、詳細は↓に書いてあるので割愛しますが、見てる周りの人は正直恥ずいっすw

欲を言えば、すぎやまこういちさんのゲーム音楽のコーナーをもうちょっと増やして欲しかったかなぁ。。

入場待ち時間も土曜の昼間で5分程度だったので、混雑具合もそこまで大したことはありません。入場している年齢層は、20代後半〜40代の、ファミコンでのドラクエにはまった世代が一番多い感じでした。あちらこちらから懐かしむ声や、キャラクターやストーリーについて語りだす声が聞こえてきて、そういうのに耳をかたむけるのも一興でした。

昔ハマった人なら、このイベントは一人でいっても全然大丈夫です。4人とかで行ってしまうと周りが気になって展示に集中できないかも。。あと、ドラクエをよくご存じない人はぶっちゃけ行かないほうがいいです。展示内容はわかんねーわ、周りのトークがコア過ぎてついていけねーわ、イベントは恥ずかしいわで、拷問レベルだと思うのでww

こういうイベントはちょっと尻込みしてしまう性格なのですが、何も考えず純粋に素直に楽しめました。こういうイベントでガンダム展とかあったら絶対に行くんだけどなーww
更新、3ヶ月ぶりです。放置しすぎですね。。アウトプットがTwitterやFacebook中心になってしまい、つぶやいたら満足してしまって、ここ2年ほど更新が行き届いていませんでした。元々「徒然なるままに」書いていたこのBlogも、そろそろテーマをちゃんと決めて、いわゆる「ツブヤキ」と差別化する必要がありそうですね。

さて先日、中小企業診断士の2次試験が終了しました。昨年2回目の2次試験が不合格となり、ゼロからの再スタートでしたが、なんとか1次試験を通過し2次試験まで終えることが出来ました。

今まで2年間は、ひたすら演習に取り組んで試験対策のテクニックに走っていました。しかしその一方で、正直コンサルタントに求められる「正しく現状を把握、分析し、わかりやすく助言する」能力が身についたとは思えませんでした。

そこで昨年の2次試験不合格後、自分に足りないものを具体化し、それをひたすら鍛えるために、「TCM」の扉を叩きました。TCMは独立してコンサルタントをされている方が立ち上げた小さな学校です。そこに飛び込んだ理由は、コンサルタントとして必要な素養を地道に鍛え、その延長で2次試験に合格できる能力を身につけるというコンセプトに共感したからです。受験テクニックにまみれて視野狭窄に陥っていた僕にとって最適な学校でした。

TCMで学んだことはものすごくたくさんあります。
その中でも僕自身にとってすごく良かったのは「愚直に日本語に向きあう癖がついたこと」だと思います。

(1)相手に伝わりやすい日本語を考え、書く
   実施したのは「読書感想文」。プロフェッショナルについて考え、書くもの。
   ここで、自分自身の主張の弱さ、根拠のなさ、文章の読みにくさが露呈しました。
   特に、自分自身で全く気づいていなかった下記のポイントが明らかになったのは
   とても大きな収穫でした。
    ・論理が飛ぶことが多い(唐突に別の話が出てくる)
    ・一文が長く何を言いたいのかわかりづらい

(2)一文から読み取れる内容をひたすら考え、書く
   診断士試験過去問の与件文(事例企業の概要が書いてある文)の一文一文から、
   「他に何が言えるのか?」を考え、書くトレーニングを行いました。
   最初のうちは一面的な見方しかできていませんでしたが、他の受講生のみなさんの
   優秀なアウトプットを参考にトレーニングを繰り返すうちに、
   少しずつ多面的な見方が出来るようになってきました。

上記2点を行ったことで、日常生活の中でも「今まで実施していなかった癖」が出てきました。
それは
 ・自分の書いた文章が読みやすいかどうか確認するようになったこと
 ・相手の話したことや書いたことが、どういう意図から発せられたかを
  多面的に考えるようになったこと
です。

そのおかげだと思うのですが、過去2年よりも演習の点数が格段に上昇しました。受験のための勉強でなく、ひたすら愚直に日本語に向きあうことが、ここまで自分自身を変化させるのだと驚きました。

2次試験の結果が出るまであと1ヶ月。本試験はとても難しかったため、正直自信はないのですが、ここまで成長させてくださった先生や受講生仲間に感謝しつつ、発表を待ちたいと思います。そして、自分自身の鍛錬のために、合否にかかわらず、来年度も受講したいと思います。

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中小企業診断士二次試験の対策本である、ふぞろいな合格答案エピソード4が出版されました。


中小企業診断士二次試験は、解答が公開されないこともあり、合格した方々の答案の内容は本当に多種多様です。同じ合格者でも、ある設問で複数の方で全く逆のアドバイスをしていたりすることも多々あります。それ故にどのような観点で解答を書けばよいかが未だに謎に包まれています(国家試験というものはそういうものかもしれませんが)。

本書は、合格者不合格者それぞれの答案を多面的に分析し、合格者と不合格者でどのような違いがあるのかを(ある程度)明らかにして受験対策に役立ててもらうためのものです。


わたくしhorikenも、本書の製作に携わらせていただきました。昨年2年連続二次試験で不合格を食らっているので合格者ではありません。しかし、幸いにもプロジェクトメンバは合格者でないといけないという縛りはありませんでした。僕はかねてから書籍製作に携わることで、多数の合格答案の分析を行い、そこから自分の足りない部分を体感・修正したい。そして次年度(今年です)の合格につなげたいと考えました。それが本書作成プロジェクトへの参加のきっかけです。僕の担当した箇所は、ほぼ僕が執筆をしています(公正やチェックはチームで実施しましたが)。まだ合格していないので至らない部分は多々あると思いますがその点はご容赦ください。


書籍の作成プロジェクトは昨年末から始まりました。プロジェクトの全体像は下記の通りです。

(ちょっとざっくり書きすぎた感はありますが、、大枠間違っていないかと思います。)

-----------

1.企画

 書籍のコンセプトや企画、執筆する内容と目次の大枠を決める。

2.分析・執筆

 各章に別れ、再現答案の分析や一事例80分間のプロセスの分析等を実施。

 さらにそれに基づいた内容を執筆する。

3.校正

 2で執筆された内容を校正、修正する。

4.販売計画・実行

 プリセールスのプランを検討し、実施する。

5.出版

6.販売促進

-----------

僕は主に2の分析・執筆(というか受験生であることを考慮していただき2だけ)に携わりました。


各事例1チームとなり、それぞれのチームルールで分析と執筆を行いました。僕の所属したチームは本当にチームワークもよく、ほぼ滞りなく執筆と確認まで終えることができました。というのは、リーダーはじめメンバーの皆さんがとても意識の高い方々で、引っ張っていってもらうだけで遅延なく完成してしまったからです。本当に合格者の皆さんはすごいなあと感心すると同時に、自分も早く仲間入りをしたいという思いが強くなりました。


本書の執筆に携わることで、多面的に分析する視点、プロジェクトチームを引っ張っていくリーダーシップ、多数の合格者の皆さんとのつながり、その他様々な資産を得ることができました。そして、今回のプロジェクトチームの皆さんは僕をはじめとした受験生みんなの合格を応援してくれています。本当にありがたいことです。


2回目の一次試験まであと2週間。全科目受験し直しになりますが、しっかり体調を整えてクリアし、本番である二次試験の切符を再度手にしたいと思います。

僕の手元には、ガラケー1台、iPhone1台、Androidケータイ1台、合計3台のケータイがあります。元々、会社のケータイとプライベートと合わせてガラケー2台持ちでした。1年半ほど前にiPhone3GSを購入して3台持ちに。さらに先日会社のケータイをAndroidに変更したので晴れてこれで流通している大きな種別で全種を手元に持っていることになります。

さて、晴れてAndroidケータイが手に入ったわけですが、使ってみてiPhoneとの歴然とした差があることを痛感しました。何か一箇所が大きく欠落しているわけではないんです。画面変更の時の動き、次に何をすればいいかが直感的に分かるかどうか等、極端に言うと全てにおいて何かが足りていない印象です。

ちょっと事後的にその背景を考えてみました。

iPhoneはアップルコンピュータが全て自前で作り上げています。もちろん中の部品は世界各地の部品メーカーから調達しているのでしょうが、中のCPUとかメモリとかその他スペックが話題に上がることはありません。それだけiPhoneとしての統一性が保たれているということでしょう。

一方、Andorid端末はOSこそ世界のGoogle製ですが、携帯電話単体で見ると色々なメーカーがつくっています。また、OS自体もオープンなので各メーカーが改変を加えています。

製品アーキテクチャの切り口で見ると、iPhoneはインテグラル型、Android端末はモジュール型の製品と言ってしまってもよい気がします。

Androido端末は様々なオープン技術の組み合わせで成立しています。それ故、OS自体、HWスペックタッチパネル、その他様々な箇所に使いづらさの原因が存在し得ます(もちろんiPhoneも部品で構成されているので構造的には同じですが、すり合わせの度合いが違うと思われます)。

それに比べ、iPhoneは製品としての一体化度が高い。OS、HW、パッケージ、その他ソフトウェア(アプリ)等が連動して、使いやすさを実現しているように感じます。洗練された高級車に乗っているような感じと言ってもいいかも。

Appleのすごいところは、オープンかつモジュール型があたりまえのデジタル業界に、インテグラル型を持ち込んだ事かもしれません。デジタル部品自体に差別化要因は存在しづらく、それゆえにデジタルなものはどこまで行ってもモジュール型だというご意見もあるでしょう。しかしそうは言っても、Appleの製品が製品としての統一性が高いのは事実です。しかも、やれ性能がどれだけ上がったとか、消費者から見たらオーバースペックな部分ではなくとことん「エンドユーザの使いやすさ」を追求している。すりあわせを重視しないとこれだけのことは出来ないと思います。

おそらく、iPhoneがすごすぎるのでしょうが、後発のAndroidはiPhoneを追いかけ追い越すことがやり安いはず。Androidにはその点をクリアしてもらいたいですね。

ただし、Androidがどれだけ進化したとしても、端末を作る側がエンドユーザ価値を追求しなかったら宝の持ち腐れ。ということで、NEXS Oneの国内発売に期待したいんだが・・・・・既得権益やらなんやらで難しいんだろうなぁ(そういやNEXS Oneも家電メーカー製か・・・)

「自分自身が言葉で表現しづらいことを依頼して、期待と全く違う成果物が出てくる。」
これ、仕事中によく目にします。しかも、入社3年目~5年目といった若手員に限った話ではなく、管理職層にも多いように思います(わたしのいる職場だけであることを切に願いますが)。

いいことは一つもありません。依頼した側は期待した成果物を得ることが出来ないし、依頼をされた側はやっと作った成果物が無駄になります。ひどいときは一から作り直しという事態もありえます。
失敗を教訓にして次回から同じ轍を踏まないように対策を打つのであれば、それはそれで良いことですが、曖昧な依頼をする人に限って自分を省みようとしないからたちが悪い。多くの場合はやり直しに加えて仲違いが起こって終了。文字通り時間の無駄、と相成ります。

何故このような事態が起こるのか?わたしが思うに、ひとことで言うと「理解していない」事が原因でしょう。自分が依頼したい内容、そしてその後にやりたい事等が明確で具体的であれば、依頼内容は曖昧になるはずがありません。必ず言語化出来るはずです。それが言語化出来ない、あるいはブレる、曖昧になる、ということは依頼者自身が「自分がやりたいことが分かっていない、理解出来ていない」ということになります。
そのような状態で依頼をされても、受ける側の受取り方も様々ですし、依頼者の期待した内容ができないのはむしろあたりまえだと言えると思います。

例えば、以下のような状況。
 上司A  「これやっといて」
 部下B  「わかりました」
    3時間後・・・・
 上司A  「できた?」
 部下B  「え?まだ手をつけてませんけど・・・」
 上司A  「何で出来てないんだ!やっとけといっただろう!?」

まぁこれは極端な例ですが(笑)これに近い状況は誰しも経験あるのではないでしょうか。部下の目線からみると期限と目的を明示しない上司が悪いと言いたくもなりますが、上司の目線からみるといちいちそんな細かいところまで指示しなくても理解しろよと言いたくなるところでしょう。どちらにも非はあるのです。しかしそこは上司部下の関係。多くの場合、部下は上司に従うしかありません。納得行かない中で怒られた部下はモチベーション激下がりの中しぶしぶと従います。これではいい仕事が出来るわけがありませんね。

では、そのような無駄をやらないためにどうすればよいか?
僕がやっている対策は、5W1H(2H)を無理矢理でも設定する事です。全部が全部設定できない状況もありますが、極力当てはめます。

こんな感じ。
 上司A  「これやっといて」
 僕    (内容を確認して)「これの目的はなんでしょうか?」
 上司A  「来週の役員会で発表しなきゃいけないんだけど、そのデータ収集だ」
 僕     「わかりました。で、いつまでに必要ですか?」
 上司A  「そうだな・・・こっちで資料化するのにも時間が要るから、3日後までかな」(※)
 僕     「なるほど・・・・ちょっと今***の件で立て込んでいるので、3日後であれば
        全部は厳しいですね。◯◯ぐらいであれば出来ると思いますがいかがでしょう?」
 上司A  「そうか・・・わかった。では、不足しているところはBくんにも頼んでみるとしよう。
        ひとまず3日後までに◯◯まで仕上げて欲しい」
 僕     「わかりました」

実際にはもっと細かいやりとりをやります。おそらく面倒くさい部下だと思われるでしょう。ですが、曖昧な指示を理解出来ないままこなして、無駄な時間を食って結局あとから自分が苦労するよりは全然ましです。仕事もさっさと進みますし自分の時間も作れます。さらにこのポイントは「考えていない上司に考えさせる」ことも出来ます。上記※の部分、上司は指示の時点では納期を全く意識していないことが分かります。僕の問い掛けによって初めて意識したと言えるでしょう。

これを行うことで、僕は仕事に振り回されることがグッと減りました。もし「良く解らんけど忙しい!」という方はやってみてはいかがでしょうか。

ただし、こちらから質問する余地すら与えない鬼上司、質問し返すと逆ギレする理不尽上司にはちょっと効かないかも・・・・・・相手を選ぶことも、お忘れなく・・・。
BED

先週の土曜日、ベッドを買いに出かけました。
実は我が家、新婚にもかかわらずシングルベッドに二人で寝るという挙を
半年以上続けており、ようやく窮屈だということに気づいたのであります。(遅っ)

色々ネットで検索しましたがやっぱり見てみないと分からんということで
新宿にある大塚家具にでかけました。
特に大塚家具を選んだのに理由があったわけじゃありません。

単に
「ショールームが大きいからたくさん寝心地を試せるだろう。」
「良いのがあったらネットで探して安いの買おう」
と考えておりました。

しかし、結果的に大塚家具で買ってしまいました(マットレスだけですが)。

大塚家具といえば、電車の中吊り広告にデカデカと高価な商品を表示しているあれです。
買うどころか、店に行くこともないだろうと思っていました。
でもそんな僕が買ってしまいました。なんででしょう?
その理由は、値段もさることながら丁寧で行き届いた接客があったからです。

1.入店から退出までひとりの店員が接客してくれる責任感
  入店時、すぐに店員のひとりが声をかけてくれました。
  ベッドを見に来た旨を伝えると、エレベーターで該当フロアまで
  案内してもらえるだけでなく、そこからずっと相談に乗ってくれます。

  僕らの要望は、セミシングルを2台というちょっとニッチなもの。
  そもそもの品揃えの数自体あまり数も多くないのもあり、
  一つ一つ細かい点まで説明してもらうことができました。
  コイルの巻き数、密度、詰め物、高さ、その他もろもろによって
  何がどう変わってくるかまで。

  予算感を伝えていたのも良かったのかもしれませんが、
  かなり細かい僕の質問にもご自身の経験も交えて丁寧に答えていただきました。

  会計処理や伝票の作成も個別にテーブルで実施。
  手書きの丁寧な伝票と、一つ一つ間違いのない説明。
  
  入店から退出まで、お一人の店員さんにずっと対応していただきました。

  社員の人件費は企業側からするとものすごいコスト要因のはず。
  しかも僕らの買ったマットレスは、最安値の品でした。
  にもかかわらず一貫して丁寧な対応。身が引き締まる思いがしました。

  入り口から最後まで案内してくれるという事は、どのフロアの商品でも
  ひとりで対応できるということ。素晴らしいと思います。

2.こちらの要望を色々と引き出してくれる話のうまさ

  マットレスは実際に寝てみないとわからないもの。
  ですから多くの家具屋さんでも寝て試せるようになっています。

  上記したように、とても丁寧な説明をしていただきました。
  でもそれだけでなく、僕らが忘れていた枕などの付属品まで
  いいタイミングでおすすめしてくれました。
  単純に客単価が上がるからそうしただけかもしれませんが、
  そう思わせない絶妙なタイミングだったんですよね。

  このタイミングはなかなか出せないと思います。

3.製品ラインだけでなく、価格帯も広い品揃え
  大塚家具といえば、僕らだけでなく他の方も「高い」というイメージでしょう。
  たしかにターゲット顧客は富裕層かもしれません。
  しかし、一度行ってみたら幅広いプライスラインの商品があることがわかります。

  店員の方はどの商品でも丁寧に説明してくれるので安心です。

4.絶妙なタイミングでのアフターフォロー
  平成20年事例Ⅱの温泉宿事例ではないですが、手書きのお礼状が送られてきました。
  (さすがに毛筆ではなかったですがw)
  ひとまずの購入のお礼といったところでしょうか。
  でも、手書きとそうでないのでは圧倒的に受け取る印象が違いますね。
  実際に受け取ってみてわかります。

今回の買い物で今までの大塚家具の印象が全然変わりました。

インテリアとか部屋作りって、自分でやるのがとても楽しいですよね。
色使いや配置を考えるてる時間もわくわくするものです。
でも家具そのものが持っている品質とか、機能については
やっぱり家具屋さんの助けを借りたほうがいいと思います。
高価な家具ならなおさら。

ちゃんと家具を選ぶ必要がある場合は是非一度行ってみてください。
とても満足できると思います。

見習わなければなぁと思うポイントもたくさんありましたw

はやぶさ

行って良かった、というより感動しました。今まで大学の先生や研究者の方の講演を聴いた事はありましたが、ここまで引きこまれたのは初めて。2時間が文字通りあっという間でした。

本日の業務終了後、会社関係のイベントで、JAXA川口教授(小惑星探査機はやぶさプロジェクトリーダー)の講演会を聴きに行ってきました。僕自身、大学時代に小惑星や隕石からのサンプル分析をやっていて純粋に内容に興味があったこと、川口先生が出演されているテレビ番組を見て、そのリーダーシップにとても感銘を受けたこと、そしてはやぶさを造り上げた僕の勤める会社の技術力を今一度確認したかったこと、が主な動機です。

はやぶさは、その計画から製品まで全てが日本製の小惑星探査機です。昨年末に小惑星イトカワから無事帰還したのを新聞紙面上で見てご存じの方も多いでしょう。新聞やテレビの扱いは当時は大きかったのですが、情報の流れの早い今日では、あっという間に記憶から流れて行った方も一方ではいらっしゃったと思います。

ですが、はやぶさプロジェクトから学べるものは一過性のものにしておくには本当に勿体なさ過ぎるものです。学べるポイントがたくさんあるので、忘れないうちにここに記しておこうと思います。

1.真似できないものを行う断固たる決意
  川口先生が惑星探査について考え出したのは今を遡ること約25年前、
  1985年頃の事だったそうです。
  当時宇宙研でやっと勉強会を立ち上げたような状態。
  それに対しNASAはアポロやボイジャー等多数の探査機を既に世に送り出していました。
  このまま普通に探査機を実現しても2番煎じになるだけ。
  川口先生はここで、「NASAの注目していない領域の小惑星探査をする」
  そして「NASAすら尻込みするようなオリジナリティのあるプロジェクトを行う」
  という決意でのぞんだそうです(今だから言うと半ばハッタリもあったとかw)。

  かくして、イオンエンジンやロボットとしての探査機(自分自身で意思決定をする)、
  自身の力で小惑星から離陸する事等、様々な「世界で初めて」の探査機が実現したそうです。

  先生曰く、当時の研究室には、ともすれば諦めそうな問題を
  「こうやって取り組めば出来る」という思いのもと行うという空気があったとのこと。
  そのような空気感にも支えられて真似できないものを行う信念が培われたのではないか
  と思いました。
 
  誰もやらない領域に、誰も真似できないものを。
  ちょっと見方を変えるとマーケティングの本質ですね。

2.粘り強い技術力
  講演の中で、先生からは何度も
  「御社の技術力です」「JAXAだけでなく御社も入れてプロジェクトチームです」
  という言葉をいただきました。リップサービス的な意味もあったかも知れません。
  ですが、話の内容や話し方を見る限りにおいて、それが本心であることが
  ひしひしと伝わってきました。

  大会社になると、同じ部門の中でも他の人が何をしているかわからなくなったり、
  組織間での争いが日常化したり、まとまりがなくなることが本当によくあります。
  それでも川口先生にここまで言わしめる自分の会社の技術力やチーム力に、
  もっと自信を持ってもいいもんだと思いました。

3.ゴールを諦めない心
  はやぶさプロジェクトのゴールは、イトカワに到着することではなく、
  サンプルを採集することでもなく、イトカワに到着してサンプルを採集して
  "無事に地球に帰還する"事でした。
  この揺るがないゴールをメンバー全員が信じていたからこそ、幾多の苦難も
  乗り越えられたのだろうと思います。

  ゴールを設定すること自体難しいこともあります。それをメンバー全員に理解してもらい、
  浸透させ、引っ張っていくのはもっともっと難しいでしょう。
  リーダー自身が諦めずにゴールを信じ続けることで、メンバーにも
  浸透させることができたのではないでしょうか。並々ならぬ意志だと思います。

4.チーム士気への配慮
  リーダーがゴールを諦めなくても、メンバーにそれを強いるのは難しいもの。
  ともすれば崩れやすいのが組織です。
  はやぶさからの通信が途絶え、お先真っ暗という状況に陥ったとき、
  ゴールを伝え続けることの他に川口先生が行ったのは下記のようなものだそうです。
   ・可能性を伝えるために意図的に宿題を増やした
   ・プロジェクトルームにあるポットのお湯を毎日ちゃんと替えた
    → ポットのお湯が入っていないと、メンバーに「このチームももう終わりかな・・・」と
      悟られることになる

  とても細かいことですが、細かいからこそメンバーへの配慮が行き届いていて参考になりますね。

5.未来への想い
  川口先生の講演が他の著名人や学者さんの講演と大きく違うと思った点がこれです。
  多くの研究者や著名人は「今までの功績」を語ります。そしてそれで賞賛を浴びる。
  今までの功績で講演をしているのだからむしろ当たり前です。
  しかし、川口先生ははやぶさの事には触れるものの、
  これからの地球環境や宇宙開発への思いをより多く語られていました。
  一番印象的だったのは、今ご自身が手がけられているプロジェクトは、
  50年後や100年後の人類のためになる事だとおっしゃっていたことでした。

  ビジネスの現場にいると、長くてもせいぜい5年ぐらい先のことしか考えません。
  ましてや日々の業務に追われて1ヶ月先のことすら考えられないという状況にも陥ります。

  それを、50年後や100年後とはスケールがでかい。
  というよりも、自分自身が生きていないであろう未来の事を考えてプロジェクトに当たる
  という想いに、覚悟に近いものを感じて非常に感銘を受けました。

  50年後の世界に今自分のしている仕事や活動がどのような影響をおよぼすのか。
  考えたこともありませんが、目線を高く上げて考えてみたいと想います。

6.伝える力
  本題とはそれますが、川口先生の講演はその話の面白さも大きな魅力でした。
  講演開始直後のアイスブレイク、ポイントを抑えた開設、時々交えるユーモア等、
  とても技術系の研究者とは思えない話のレベルの高さでした。

ざっと挙げただけでもこれだけあります。おそらくテレビ番組で上記のいくつかを感じた方もいらっしゃることでしょう。今日は本当にいい勉強になりました。明日から自分自身で実践できるところはどんどん取り入れていきたいと想います。


4/10に行われた知人の結婚式でアカペラ余興をやってきました。2曲やったうちの一曲をUP。
やっている本人たちはとても気持ちいいのですが、こうやって客観的に見るとまだまだな部分もたくさんありますね。リズムのメリハリ、グルーヴ感、コーラスとリードのバランスなどなど。これからも毎週練習(&飲み)し、楽しみながら少しずつ上達したいと思います。

 アカペラを披露するのは、友人から依頼をいただいて結婚式でやることが多いです。やり始めたころは、歌うのが楽しくてとにかくよく聴こえるように歌うので精一杯でした(いまも音をとるのは結構苦労します)。ですが、最近は特に「歌や歌詞にこめられた意味」を考えて歌えるようになりたいと強く思うようになりました(歌心ってやつですかね?)。自分の結婚式でいろいろな方の事を考えて歌った経験がそうさせているのかもしれません。

 たとえば動画にもある「セロリ」。この歌詞ってとても深いなぁと思います。「男と女で違う部分もあるし、生まれも育ちも違うし、いろんな違いがあって当たり前。そんな違いを踏まえても単純にすきなんだよねー」って感じかなーと(山崎まさよしさんのプロモーションビデオは、水着女子と戯れている映像なのであんましその辺が伝わってきませんがw)。

 お付き合いをしていたり、夫婦生活を送っていく中で必ず合わない部分や衝突は起きます。でもお互い別人なんだから当たり前。それも踏まえて好きでいればいいんじゃない?って余裕を持てれば、衝突が起きても「おぉ、こういう見方するんだー」って新たな発見という捉え方もできると思います(もちろん程度はありますけどw)。

今後歌い続けていく中で、歌の作者がどのような思いをこめたかをもっともっと考えながら歌いたいと思います。

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